SBI証券は、色々な種類の注文が出せて本当に便利なのですが、ルールを知っていないとせっかく便利な注文が約定しないという最悪な自体になってしまうことがあります。

SBI証券は、期間指定といってかなり先まで有効な注文を出すことができます。今日2024/3/12ですと、2024/4/2まで有効な注文を出すことができます。

この期間指定の注文ですが、長期間有効な注文が出せて便利なのですが、注意点もあります。

数日前に、商社株がかなり勢いがあったので、丸紅(8002)を保有していました。

バフェットも持ってるし、3200円くらいまで上がってくれるだろうと思ってました。でも、何があるかわからないから2333円まで下がったら損切りしようと思っていました。

なので、OCO注文(利確の指値注文と損切りの逆指値注文が同時に出せる注文)で指値3200円、逆指値で2333円になったら成行売りという注文を出していました。

どうなったと思いますか?

2024/3/12の午前中に安値2326.5をつけました。損切りにひっかかって約定しているだろうなと思い、注文を確認したところまだ注文が約定していませんでした。

理由が分からなかったので、問い合わせて見たところ、当日の制限値幅外の注文は市場に出ていない為、逆指値注文も執行されないとのこと。

まず、期間指定注文は、当日の制限値幅外の株価を指定して注文が出せます。

ちなみに今日2024/3/12丸紅の制限値幅は 1,934 ~ 2,934でした。当日中の注文の場合は、この制限値幅の範囲でしか注文を出すことができませんが、期間指定の注文の場合は、この制限値幅外の株価を指定して注文が出せます。

今日の場合、利益確定の指値が1,934 ~ 2,934の中にないと、いくら逆指値がこの範囲内にあっても逆指値注文も執行されないということです。

OCO注文のOCO2の部分にこのような記載があります。「以下になった時点でOCO1注文を以下の執行条件に訂正」

制限値幅は 1,934 ~ 2,934内にないOCO1の注文は市場に出ていない為、訂正されないという感じでしょう。

運良く、今回は、2333円から急落という感じにはならなかったので、損失が拡大するということはなかったのですが、これからは当日利益確定の指値が制限値幅内にあるかどうかも意識しておこうと思いました。

で、丸紅は自分が損切りした直後から上昇していきました…。