最近、それなりに本を読むようになってきましたが、読むスピードが遅いため、1冊の本を読むのにかなりの時間がかかっています。もっと早く文章を読むことができたら、もっとたくさんの本を読むことができるのになと思うようになりました。

自分は普通の人よりもかなり読む速度が遅いです。どのくらい遅いのかというと1冊の本を読み終えるのに普通の人の軽く見積もって3倍くらいかかるのではと思っています。普通の人が2時間で読める本なら6時間くらいかかるということです。めっちゃおそっ!

で、思ったのが文章を読むのに慣れていないというのも確かにあるが、早く読むコツなんかもあるんではなかろうかということ。同じ本を2時間で読める人もいるのだから自分も訓練すれば2時間で読めるようになるのではということです。

例えば、1500メートルを走るのを考えてみる。世界記録は3分26秒だそうです。1500メートルを歩くとだいたい22分~23分。(1キロ10分計算で)

小学生の走るのが遅い子でも10分程度あれば走れるようです。

大人で全く走っていなく、トレーニングも何もしていない状態として、20分でようやく走れたとします。でも、毎日少しづつランニングして行くことで、間違いなく10分は切ってくると思います。ちゃんと練習すれば、もっと早く走れると思います。

前置きは長くなりましたが、速読もこれと同じなのではと思ったのです。なので、速読の特訓をしてみようかと。そしたらもっと高頻度で本のレビュー記事を書いていけます。

角田 和将 (著)

この本を選んだ理由

著者の角田和将さんは2010年全国速読・速解力コンテストで日本一になったそうです。そんな方がどのような本の読み方や速読の練習をしていたのか知りたかったので、この本を読んでみました。

速読日本一が教える1日10分速読トレーニングを読んだ感想

自分にも取り組めるトレーニング方法が紹介されており、しっかりと訓練すれば自分も読む速度は上げられるのではないかと思いました。

この本を読んだからといって、読んだ直後から読む速度は多少は上がるかもしれませんが、トレーニングをしなければ速読は習得できません。なので、地道に速読の訓練を行っていこうと思います。

ちなみに、速読と聞くと、1回読んだだけで、本1冊の内容が記憶されると思う方もいると思いますが、そういうものではありません。本を普通の速度で1冊読めばわかると思いますが、1度読んだだけではすべての内容を記憶しておくことなどできないと思います。今の読むスピードの理解力で、読む速度を上げていくことを目指している本です。

この本には、

・目線を速く動かす
・一度に多くの文字を見る
・速く認識する

というトレーニング方法が紹介されています。

読んで理解する

見て理解する

ように読み方を変えていく方法が書かれています。

これを読んで、自分は今まで、学校で習った通り、1文字1文字目で追って、1行ずつ丁寧になぞって本を読んでいました。文章を見て、頭の中で音読して理解していました。

ですが、本を読むのが早い人は、そもそも1文字づつなぞってなど読んでいないのです。文章を行とか、ブロックなどの塊として見て、それを頭の中で音読などせず、見て→理解しているようです。そらー、読むのが速いわけだ。歩いていくのと、新幹線で行くのくらい違う感じがしました。

だって、学校では自分が読んでいるように教えていたじゃん。そんなやり方があるなら速く教えてくれよって感じでした。

ここで、ふと思い出したことがあります。学生の時のテスト、自分がまだ全然解き終わってない状態でも時間が余ったという人がいたこと。彼らは、自分よりも速くテストの文章を読んでいたのだと思いました。速読など習わずとも速読している人もいるのだと思いました。芦田愛菜さんもこの部類ですね。本をたくさん読んでいるから読むスピードも早くなったのだと思います。

まあ、こんな過去のことを考えていても仕方ありません。こんな読み方があるのだということを知っただけもこの本を読んだ価値はあると思います。一つ一つゆっくりでも、理解して進んでいこうと思います。

直近の目標は、

・見てから、頭の中で音読せずに理解できる読み方に矯正する
・1文字ずつではなく、ブロックを見て読むようにすること

ですね。これだけでもかなり読むスピードは上がると思います。徒歩からバイクくらいにはなるんじゃないでしょうか。それでも自分的にはかなりの進歩です。できるようになったら、めちゃくちゃたくさん本を読んでやりますよ。