パチンコトレーダー5(1000年に一度の大地震は最強ドローダウントンネルの入り口だった編)を読んだレビューです。

坂本タクマ (著)

パチンコトレーダー5では、2011年1月~2012年12月までの期間の内容で、東日本大震災、東電原発事故、歴史的円高1ドル75.67円、オリンパス粉飾決算、原油スポット価格一時1バレル125ドル台、エルピーダメモリ破綻、日本の原子力発電所すべて停止、日本航空(JAL)再上場、第2次安倍内閣発足(アベノミクス)などの出来事が書かれています。

この2年間も振り返ってみると、本当に色々なことが起きています。現在の状況につながるような内容のことが起きた頃なんです。

そういえば、東日本大震災からの東電原発事故によって、日本の原子力発電所すべて停止したんでしたよね。で、今現在原発ってどうなっているのか調べてみたら、下記の原子力発電所が稼働しているようです。なぜか、西日本だけ稼働できている状態です。

<関西電力>
・大飯発電所3号機
・大飯発電所4号機
・高浜発電所1号機
・高浜発電所2号機
・高浜発電所3号機

<四国電力>
・玄海原子力発電所4号機

<九州電力>
・川内原子力発電所1号機
・川内原子力発電所2号機

今回の令和6年能登半島地震では、柏崎刈羽原発でも震度5。異常はないと言っていますが、津波が来ても大丈夫なんでしょうか。本当に海のすぐ横にあるのに大丈夫だといい切れるのか疑問です。簡単なことではないでしょうが、20メートル級の津波が来ても大丈夫なところに作り直した方がいいのではないかと思ってしまします。福島原発を襲った津波は15メートル前後だったそうなので、この程度の津波がきて、想定外なんてことはもう言えない状況です。本当に大きな津波が来なくて良かったですね。

日本航空のスピード再上場。パチンコトレーダー4で経営破綻し、上場廃止になった日本航空が何事もなかったかのように、もう再上場しています。

2012年の終わりから今につながる長い上昇相場が始まったんです。アベノミクスの始まり。始まったころ、かなりの勢いの上昇にただただ、指を加えて株価を見ていたのを今でも覚えています。政権が自民党に戻っただけでこんなにも株価は勢いよく上がっていくものなのかと。

でも、これが今でもやめられない金融緩和の始まり、円安への入り口だったんですよね。

株を取引するにも歴史を勉強するのはとても大事だなとつくづく思います。

パチンコトレーダー5では、サブタイトルにも書いてあるとおり、長いドローダウンの記録が書かれています。パチンコトレーダー4までは本当に右肩上がりだったのに、パチンコトレーダー5の期間では、長いドローダウンを経験しています。これは、これからシステムトレードを考えている自分にとっては、勉強になりました。

パチンコトレーダー5では、システム4の内容がちょっと書いてありました。

システムトレードの条件を公表しても、取引してる銘柄のリストは公表されていないため、おそらく影響はなかったのだと思います。

パチンコトレーダー5まで読んでくると、システムトレードのシステム構築の糸口がだんだんと掴めて来たようにも思います。この著者は「Rubyではじめるシステムトレード」というシステムトレードを構築するプログラミングの本も出版されています。

自分は、システムはRubyではなくPythonで構築しようと思っていますが、どんな感じでシステムを作ったのか知るためにこの本も購入しました。明日届く予定なので、届いたらどんな内容のシステムを構築したのか見てみたいと思います。

今は、こういう先人の方々が残してくれた書籍があるので、本当に便利な環境です。一から考えるとなると本当に大変ですからね。