月3万円ビジネス100の実例を読んだ感想です。

藤村靖之 (著)

タイトルの通り、月3万円稼ぐことができるビジネスの実異例が100個紹介されています。月3万円では生活していくことはできないけど、月3万円ビジネスを複数やれば、十分生活できるだけの収入が得られるという考えです。月2日程度の仕事日数で、月に3万円を稼ぐことは難しくないと著者は言っています。

色々な月3万円ビジネスが紹介されているので、本当に勉強になります。

ビジネスについての知識だけでなく、環境や有害な物質を使ったものなどの知識も書かれているので、その点でも読んで良かったと思いました。

例えば、電子蚊取り。何も考えずに使用していましたが、農薬として使われる合成ピレスロイドが主成分として使われているということ。このピレスロイド、人体には安全性が高いと言われているようですが、子供の脳の発達を阻害することが黒田洋一郎博士らの研究で解明されているそうです。そんなものを使っていたとは知りませんでした。

あとおもしろいと思ったのが、非電化の製品。電力を使わなくても物を冷やせる冷蔵庫が作れるというのです。これには本当に驚かされました。何でもかんでも電気を使わなければできないと思い込むのは良くないことだと思いました。

あと、常々思っていることがあります。それは、日本では生ゴミは燃えるゴミだということ。こんなもったいないことはないです。なぜなら、生ゴミは堆肥として再利用できるのです。生ゴミはゴミではなく、資源です。それを費用をかけて燃やしているなんて、バカだなって思います。日本のごみの1/3が生ゴミだとも言われています。生ゴミは水分を含んでいるため、燃やすのにかなりのコストがかかるそうです。

2023年、物価上昇と円安の影響で、色々な物の値段が上がりました。その中でも値上がり率が高いものは、肥料だと思っています。肥料と言っても色々とありますが、値上がり率が高いものは、2021年と比べると2倍近く値が上がった物もあります。ここまで上昇していなくても、肥料全般的に価格は急上昇しています。

2023年、日本政府は肥料の価格上昇分の一部に対して補助金を出すと発表しています。

そんな状況なのにも関わらず、日本では生ゴミを焼却処分しています。どう思いますか?なんか変だと思いません?こんな状況をいつまでも続けることはできないです。

韓国の生ゴミリサイクル率って、どのくらいか知っていますか?生ゴミの90%がリサイクルされているそうです。アメリカもコンポストに力を入れているそうです。国際的には、生ゴミの処理方法を変えていこうという流れのようです。日本も江戸時代の江戸では、生ゴミはリサイクルされていたようです。

この本では、匂わない手作りコンポストの3万円ビジネスも紹介されています。