なんで、今の自分はこの「何もかもが憂鬱な夜に」を読もうとしたのかよくわからないけど、読んでよかったと思います。

中村 文則 (著)

ぶっちゃけ、おもしろかったのかどうかもよくわからないですが、ページ数も少ないので一気に読んでしまいました。ってことは、面白かったのだと思います。

他の人がこの本を読んだ後にどう思うのかはわからないけど、自分は、いろんな芸術作品に触れようと思いました。

今までも、美術館などにも行って芸術に触れてきましたが、まだ自分が知らないことが沢山ある。だから死ぬまでにできるだけいろんなものに触れたいなと思いました。

この「何もかもが憂鬱な夜に」を読む前に、又吉さんのこの動画を見ていました。

で、本を読み終わったときに、今まで自分にはなかったものがインストールされたような感じがした。不思議な感じがした。

なにもわからんかったけど、新しい何かが自分の中に芽生えたようなそんな感じがしました。多分、もう一度読んだらなにかまた気づくことがあるのかもしれません。

読んでいる最中にいろんなことを考える本でした。こういう感じが小説を読んでいる面白さなんだと思います。

ふと思ったのが、作者って経験したこともない登場人物の感情をどうやって書くのだろうかと。想像して書くのか、同じような環境で育った人に話を聞いて書くのか。そう思わせるほど、登場人物が思った内容が本物っぽい感じがしました。

気分に余裕があるときに読んだほうがいいのかもしれません。