「速読日本一が教える1日10分速読トレーニング」を読んで、速読の練習として、この前一度読んだ、「仕事は楽しいかね」を速読で読んでみました。1度読んだことがあるから、速読でもそれなりに内容は理解できました。トレーニング次第で早く目を動かしてもそれなりに、文字を確認することができ、認識できるものだなと思いました。

英語の人の名前など細かい部分は認識できなかった部分もあります。ただ、本の内容を理解したいのであって、別に人の名前なんて特に覚えなくてもいいので気にしないでどんどん読みました。訓練は大事だなと思います。

速読をやってみて思ったのが、じっくり読むのと、その半分の時間で2回読むなら、半分の時間で2回読む方が頭に残るのではないかということ。2回目は、少し時間を置いた方がいいと思います。

1回しか読んでいない場合、後から見返した時に内容を覚えているが、普段思い出すかといったら、思い出さない程度にしか覚えていない。だけど、2回読むと、次の日にこの本のどこが重要だと思ったんだっけ?と考えるとそれなりに思い出すことがあります。

これは、同じ時間を使って読んでも、なかなかの違いなのではないかと思います。普段思い出すことができれば、生活の中で意識して、その本に書かれていたことを実践することもできますが、普段思い出せなければ、やることもない。

読書自体意味がなかったとまでは、言わないけれど、読んだ内容を役立てられるかということで比較するとかなりの違いが出てくると思います。

これ、同じ時間で3回読めるようになると、もっと記憶に残ると思います。まだやったことはないですが。

そう考えると小説って、けっこう頭に残っているかもしれません。不思議とストーリーがあると物事を覚えていやすいのかもしれません。「幸せの腰痛学校」という本が評価が高かったのもうなずける気がします。

腰痛のことを書いている実用書なのに、小説のような作りになっていて、ストーリーがあるので、覚えていやすい。だから読んだ人は書いてあった事を実践しやすい。実践するということは、効果が出るか出ないかは別として、他の本と違い、実践されやすい。実践して結果が出た人は本に高評価を付けることになるという具合なのかもしれません。本の内容もいいのですが。

記憶に残るような文章を書きたい場合、ストーリー仕立てにするといいのかもしれません。

仕事は楽しいかねに書いてあった、色々と試すこと。普段なら何気なく読んでいてた文章についても、本当に色々な工夫がされているのだということがわかるようになりました。

たまたま、知恵泉の葛飾北斎の回を見たのですが、葛飾北斎は絵の中に本当に色々なアイデアを盛り込んでいたのがよくわかりました。色々と試して絵を面白くしようとしたのだと思います。

番号は動画の番号です。

①神奈川沖浪裏(↓こういうやつです。)
・・・波
・・波波波
・波波・・
波波・・・山

この絵では、波の水しぶきをよーく観察してこの波を描いたようです。ハイスピードカメラで波を撮影するとこの神奈川沖浪裏のような波も撮影できるのだそうです。3艘の船が描かれていますが、これは、1つの船を時系列で描いているようです。

③山下白雨
この絵は、雲の上から見た富士山を描いています。右下のギザギザしたのは雷のようです。江戸時代では見ることのできない景色を描いています。

㉜甲州三坂水面
この絵、おかしいところがあるの気づきますか?そうです。水面に映った富士山が実物と違うのです。水面に映った富士山の季節が違うのです。しかもずれてるんです。

北斎は、絵なんだから見たままに書く必要はないというとこを、この写真のなかった時代でも分かっていたんでしょう。

仕事はたのしいかねで言っていた、試すことを北斎は生涯やってきたのでしょう。北斎も、色々と考えてこうしたら面白いのではないか、と工夫したり、試行錯誤してたくさんの作品を生み出したからこそ、こんなたくさんのすばらしい作品を生み出すことができたのだと思います。

自分も、ブログの中に自分の考えやアイデアを盛り込んだものを作っていきたいなと思いました。

ここで、ふとついこの前読んだ、「5日間やる気改革プログラム」に書かれていたことを思い出した。子供の頃に心をときめかせたことを思い出せという部分。自分は子供の頃、どんなことに心が動かされたのか考えてみました。そしたら、自分がやりたいことが見えて来た気がします。

読書をしていると、色々な本の断片が組み合わさって、自分の人生の中に現れてくるんだなという不思議な感覚を味わうようになりました。