WBCが終わり、日本が優勝したことで、大谷選手の食事などを取り上げている番組などが多いですね。それで自分も食について勉強してみようと思い「脳科学者が教える集中力と記憶力を上げる 低GI食 脳にいい最強の食事術」という本を読んでみたので、内容を書いておきます。

低GI食 脳にいい最強の食事術を読んだ感想

西 剛志(著)

この本では、血糖値が急上昇するような食事ではなく、血糖値が上がりにくい食事を紹介してくれています。血糖値の急上昇を抑えることで、脳へコンスタントにエネルギーを送ることにつながるし、糖尿病などの病気の予防やダイエット効果も期待できるそうです。

食事で糖質を取りすぎ、血糖値が高くなりすぎるとインスリンによって、今度は血糖値が急激に下がってしまい、低血糖になるそうです。なので、食事で血糖値の急上昇を抑えるのが大切なのだそうです。脳というのは、炭水化物の中の糖質というものをエネルギーとしてるのですが、糖質を取らなすぎてもエネルギー不足になりますが、血糖値が上がりすぎてもエネルギー不足となってしまうようです。

低GIや高GIなどの食品があるのですが、どんな食事がいいのかというと、結局はバランスの良い食事を3食食べるということです。あたりまえのことです。野菜を多めにとり、タンパク質も多めにとり、炭水化物も適量摂取する。

自分がこの本を読んで、意識的に行おうと思ったのは、下記のとおりです。

・食べる順番
できるなら、野菜を食べてから、炭水化物を食べるようにする。最初に食べるのは野菜じゃなくて、肉や魚でもOK。これで血糖値が抑えられるそうです。同じ食べ物でも順番を変えるだけで、効果があるのはうれしいことです。

・パンよりごはん
パンよりもごはんの方がGI値は低いし、ごはんは冷めると血糖値が上がりにくくなる食材になるそうです。今、小麦粉は極力摂取しないようにしているのでありがたいです。

・水を飲む
1日1L、水を飲むように心がける。水を飲むと、記憶力や集中力がアップするそうです。

・よく噛んで食べる
食べ過ぎを防ぐことができるし、咀嚼しているときに脳波を測ると、リラックス状態を示すアルファ波や集中している時に出るベータ波が観測されるそうです。長時間集中する力が伸びるそうです。

・運動する
運動+食事で脳グリコーゲン(脳のエネルギー源)が増えるそうです。

著者も本に書いていますが、高GIの食品を食べてはいけないと言っているわけではないのです。なので、自分は高GIとか、低GIとかは気にせず、バランスよく食事しようと思いました。

実際に実践してみた

朝食の食べる順番はごはんとおかずを一緒に食べていたのですが、最初に野菜を食べるようにし、その後にご飯とおかずを一緒に食べるように変更してみました。

それと、意識的に水を飲むようにしてみました。水分については、冬場は特に喉が渇かなかったので、意識して水などを飲んでいなかったのですが、おしっこが黄色いなと思っていました。これは、水分不足だったようです。水を意識的に飲むとトイレにいく回数は増えますが、おしっこは以前よりも薄く、量も多くなりました。

あと、よく噛んで食べること。

すると、今まではお昼の前にやる気がなくなっていたのですが、お昼まで集中力が続きました。これが、血糖値が抑えられた効果と、水をたっぷりと飲んだ効果なのかもしれません。たったこれだけのことで、集中力が続くなら継続してく価値はありますね。

今回、たまたま集中力が続いただけかもしれませんが、とりあえず、続けて見ようと思います。食べる順番を変えるのと、水を飲む、よく噛むのは、誰でもできることで、特にデメリットもないのでおすすめです。

食事って、死ぬまで毎日食べ続けるものです。食べているものが私たちの人生をつくっていきます。その大切な食事について一度、理解を深めてみるのも生活していく上で大切なことなのだと思いました。血糖値を下げたい人、集中力や記憶力を上げたい人には、おすすめの本です。