最近、太ってきました。秘密兵器のダンベルを購入し、負荷の高いトレーニングをしているのだから、食事も多く食べて問題ないだろうと思って、何も考えないで食べていたら、体重が増加しております。

結局のところ、自分の仕事はデスクワークなので筋トレをしているからといって、食べすぎていいわけがないということです。

2年半前に書いた記事を読み返しました。食は運命を左右するという本のレビュー記事


この記事を読んで、最近食べすぎていることを自覚しました。株主優待を使うためだとか、付き合いだと理由を付けて暴食をしていました。

この記事を書いた2021年当時は、食を慎むということをしっかりと理解して、実践できていました。でも、月日が経つと人間は忘れてしまう生き物なのですね。食を慎むなんて、すっかりと忘れてしまっていました。

よく噛んで食べるということは、今でも意識していたのですが、噛む回数が減ってきていました。噛まないから、早く食べてしまう、早く食べてしまうから、量を食べてしまうという悪循環なのです。

本当によく噛んで食べると、食べすぎてしまう前に、お腹がそこそこいっぱいになります。不思議なことによく噛んで食べると、腹持ちもいいというか、あまり空腹感を感じないというメリットもあります。

例えば、お昼をしっかりとよく噛んで食べていると、普通なら17時くらいになるとお腹が空いて何かを食べたくなってしまうのですが、その空腹感をあまり感じないので、間食をせずにすみます。よく噛むことと、腹持ちの良さ、どんな関係があるのかはわかりませんが、食べ過ぎを防止するにはよく噛むことが重要ということです。

16世紀のイタリアで102歳まで生きたルイジ・コルナロという方も、食を節することがいかに心身ともに良い影響を与えることなのかということを著書の「無病法 極小食の威力」にも書かれているようです。この方、食事の際に120回噛んでから食べるそうです。やってみるとわかりますが、一口120回も噛んでいると本当に食べるのに時間がかかります。

でも、よく噛んで食べることで消化しやすい状態で摂取することができます。体にはとても負担が少ない食べ方なのだと思います。消化液っぽくない唾液も食べ物を消化するのにとても役立っています。

だるい、集中できない、作業がはかどらない、やる気が出ないなどの症状、案外食べ過ぎが原因なのかもしれません。食べ物を消化するにもエネルギーを消費するということです。

最大のデトックスは食べすぎないことですね。摂取しなければ、排出する必要はないのですから。

三大欲求の一つである、食欲をコントロールできると、色々なことをコントロールできるようになるようです。実際に食事を制限してみて、この食事量でいけるということが分かると、食事代とか物価高騰とかの不安がだいぶ解消されたように思います。

今月は食べすぎないように注意して過ごそうと思います。