坂本タクマの実戦株入門を読んだレビューです。

坂本 タクマ (著)

パンローリングって、もっとかたい感じの本しか出版していないと思っていたのですが、こういうマンガの本も出版しているのですね。ちなみに、パチンコトレーダーというマンガはこのマンガをリニューアルして作られているようです。

坂本タクマの実戦株入門は2003年1月~2006年6月まで

パチンコトレーダー【初心者の陥りやすいワナ編】は2003年1月~2004年12月まで
パチンコトレーダー【システムトレード入門編】は2005年1月~2006年12月まで
パチンコトレーダー3は2007年1月~2008年12月まで
パチンコトレーダー4は2009年1月~2010年12月まで
パチンコトレーダー5は2011年1月~2012年12月まで
パチンコトレーダー6は2013年~2014年(たぶん)

アマゾンのパチンコトレーダー【システムトレード入門編】のレビューにパチンコトレーダー【初心者の陥りやすいワナ編】と【システムトレード入門編】は坂本タクマの実戦株入門と同じ内容のようなことが書いてあったので、坂本タクマの実戦株入門を購入。

購入後調べてみたところ、パチンコトレーダー【システムトレード入門編】には半年分長く掲載されているようです。なので、同じではないです。パチンコトレーダー3以降も全て見たいなら、パチンコトレーダーの方を購入した方がいいですね。

まず、マンガなので本当に読みやすいです。でも、内容はちゃんとしています。株を始めたばかりの人が読むのに本当に良い本だと思いました。なぜか?自分もそうだったのですが、株の本って株を始めたばかりの時って、難しいし、あんまりおもしろくないというか、最後まで読めないことが多かったんです。

でも、この本はマンガだから読みやすいし、最後まで楽しく読むことができました。株式取引を行っているとよく遭遇するあるあるなんかをネタにしているので、実際の取引をする前や、した後でもいい勉強になります。

この本が発売されたのは2006年とかなり前ですが、株式投資で大切なことって時間が経っても変わらないんですよね。損切りとか。古くても今でも使える内容なので、良い本だと思います。

その当時起こったことなども作者の視点から書かれているので、読んでいても興味深かったです。ライブドアショック、村上ショック、ジェイコム事件などですね。

後半部分はシステムトレードに関しての内容になっていますが、システムトレードをしない人にも勉強になる部分が多いのではないかと思います。

この本では、著者の方が取引した収支報告なども載せられており、主人公は著者本人で、マンガ本なのでおもしろいキャラクターとして書かれていますが、やっている内容はかなりすごいなと思いました。こんなに細かく収支を付けたり、素人が株を初めてここまでするかって言ったら、しないのではないかと思います。(ただ単に自分がしてなかっただけで、みなさんはしっかりと収支の記録や分析をおこなっているのかも)

この本を書くため、システムトレードをするために読んだであろう、参考文献も載せられており、勉強家なのだと思いました。自分もこれくらいしっかりと投資とプログラムの勉強をしなればだめだなと痛感させられました。

挙句の果てには、プログラミング言語を勉強して、システムトレードの分析プログラムまで自分で1から作り上げています。で、巻末には、トレードで使ったトレーディングシステム「坂本システム」も公開されています。

自分もシステムトレードには興味があり、どんな条件を使っているんだろうと気になっていたので、参考になりました。