行事で10人くらいの同年代の男どもが集まって、時間を潰していることがあった。自分は、ちょうど年齢的には真ん中くらいな感じ。先輩もいるし後輩もいるというような感じのメンツ。

ちょうど、そこに自動販売機があって、喉がかわかないかという話になった。

一番年上の先輩が暇だから、飲み物をかけてじゃんけんしないかという話になった。10人でじゃんけんして、負けた人が全員に飲み物を奢るというもの。

自分は、大きいものも小さいものも賭け事とうのはしないようにしている。理由は、勝負事で良い思い出がなく、エッジがない勝負をしても負ける確率が高く、長い目で見ると損することが多いことがわかっていたから。

でも、今回はみんながやるといった手前、やらないとは言いにくい状況だった。しぶしぶだが、やることにした。あと確率的に1/10だし、まず負けないと思った。

じゃんけんぽん!

1回で半分以上が抜け、残りで再度じゃんけん。案の定、負けた…。

金額的には、1000円程度だったが、想像以上に精神的なダメージがあった。この時に飲んだ渋いファンタグレープの味を今でも覚えています。

その後、たびたびこのことを考えることがあった。

この時に、どんな選択をしたら良かったのだろうかと。どんな状況でも自分の意志を貫き、じゃんけんには参加しなかったら良かったか。

みんなこんな状況のときってどうしてますか?

で、最近になって、こんな状況の最善の行動を思いついた。

飲み物をかけてじゃんけんしないかというような状況になった時に、「色々とお世話になっているのでたまには、自分が奢りますよ。」という。

これが、自分が考えた最善の策です。

これは、振りではなく本当に奢る。なぜかというと、じゃんけんで負けて1000円払うのと、自分から奢って、1000円払うのでは、雲泥の差がある。

自分の気分的な違いもあるし、周りの捉え方の違いもある。他の人からしたら、ノーリスクでジュースが飲めるのだ。

1000円くらいなら進んで払ってしまう。そうすれば、負けたときのもやもやが発生する確率が0になる。

で、自分が奢るというと逆に奢ってもらえる確率も出てくる。なぜかというといいだしっぺが先輩だから。

というどうでもいい出来事の話でした。世の中がトランプ関税で大変な時期なのに、こんなしょーもないことを考えてました。