IPOを申し込んでいる方なら知っていると思いますが、2024年1月から証券コードにアルファベットが使われるようです。

今まで、証券コードと言えば、数字4桁というのがお決まりでしたが、上場企業数がそのうち数字4桁では足りなくなるので、アルファベットを使うようにしたようです。上場廃止になった企業のコードはすぐには使っていないそうです。それもあって足りなくなるようです。

数字のまま桁数を増やすか、桁数はそのままで使える文字を増やすかのどちらかの選択を迫られたと思うのですが、桁数はそのままを選択したようですね。

特にプログラミングなどをしていない方にとっては、銘柄コードを入力する時にアルファベットを入力するのが面倒なくらいで、さほど問題はないと思いますが、証券コードを使ってプログラムを作っている人にとってはなかなか問題ありです。

なんか、そのうち不具合とか起きて来そうな気もします。特に古いシステムを使っているような企業では。

最近作り始めたシステムトレード用のデータベースでは、ずーっと証券コードは、数字だけだったので、データを入れておく入れ物は数字だけという設定にしちゃってたんです。まあ、プロは証券コードはそのうち足りなくなるだろうから、予め数字以外の文字も使えるようにしていたのかもしれませんね。それならほとんど影響はないですね。

自分のような数字だけしか扱えない作りにしていると、データを入れる入れ物から修正しなければいけないため、そこそこ大変です。もっと早く知っておけばよかったです。結構前から発表はされていたようです。

2024年のIPO第2号、2/8上場予定のVeritas In Silico(130A)からアルファベットの証券コードが使用されるようです。数字4桁になれちゃっているので、130Aが証券コードには見えないです。130アンペアにしか見えん。

証券コードにアルファベットが使われるようになって、何か変わることはあるのでしょうか。まあ、見た感じの違和感がものすごいくらいかな。あと、アルファベットを入力するのが面倒だから取引しないという投資家もいるでしょうね。自分は上場したばかりの銘柄はほとんど取引してないので、当分は取引することはないと思います。

この件でどのような企業が儲かり、どのような企業が費用がかかるのか?

システムを構築する会社は儲かるというか仕事が増えますね。このような仕様変更があった場合、追加でシステムを修正する必要があるからです。費用を負担するのは、システムの修正依頼を出す証券会社だと思われます。ただ、この証券コードのアルファベット使用の件は、結構前から懸念されていたようなので、実際にアルファベットの証券コードが使われる今となっては、もうシステムの修正は完全に終わっていることでしょう。

Veritas In Silico(130A)が上場する2024/2/8システムトラブルが起きないことを祈りましょう。2020/10/1の東証の障害のようなことが起きなければいいですが、この件を狙って何かする輩もいるかもしれませんね。

人とは違った視点で、この出来事を見ることができたら、もっとうまい投資チャンスをつかめるのかもしれません。