昨年から、アメリカのVTIというETFを購入してみました。実際に取引してみて税金などについてわかったことがありましたので、まとめておきます。
NISAで取引した場合、米国株でも税金はかからないのだろうと思っていましたが、かかりました。
NISAで取引した場合、国内の税金は売却益にも配当にも税金はかかりません。ですが、NISAで取引しても配当金には外国税が10%かかります。これは、確定申告で取り返すこともできません。
売却益には外国税は発生しないようです。
購入当初、何も考えずに特定口座でVTIを購入したところ、VTIの配当が入ったので内容を見てみたら税金がすごくて驚きました。
配当金320円のうち外国税で32円(10%)引かれ、国内の税金で58円(20.315%)引かれて実際にもらえたのは230円です。特定口座だと配当の約3割くらい税金で持っていかれます。これは二重課税になっているので確定申告で外国税額控除というものを使うと外国税の10%は取り返すことができるようです。
米国株の税金についてまとめると下記のようになります。
<NISA口座>
売却益→外国、国内とも非課税
配当→外国税10%課税
損益通算できない
<特定口座>
売却益→国内20.315%課税
配当→国内20.315%課税(外国税10%は課税されるが確定申告で取り返せる)
損益通算できる
特定口座で購入したVTIをどうにかNISA口座に移したいと考えました。SBI証券で購入していたので、どのような方法があるのか問い合わせてみたところ、一度売却してNISA口座で買いなおすしかないと言われました。
VTIはSBI証券では米国ETF買付手数料実質無料対象銘柄なので、購入時には手数料は無料ですが、売却時には手数料がかかります。
SBI証券の米国株の手数料は約定代金の0.495%(税込)です。(上限手数料は税込22ドル)例えば約定代金10万円だと495円です。
購入する際、特定口座とNISA口座を間違えやすいので注意です。間違えると余計な手数料がかかってきます。
SBI証券はVTIなどのETFは手数料無料で購入できるので、米国株をNISAなどで長期保有する方にはおすすめの証券会社です。
SBI証券では下記の米国ETF9銘柄が買付手数料無料の対象銘柄です。
VT バンガード トータル ワールド ストックETF
VOO バンガード S&P 500 ETF
VTI バンガード トータルストックマーケットETF
IVV iシェアーズ S&P 500 ETF
SPY SPDR S&P 500 ETF トラスト
EPI ウィズダムツリー インド株収益ファンド
DHS ウィズダムツリー米国株高配当ファンド
DLN ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド
DGRW ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長