この記事は、少し「成瀬は天下を取りに行く」のネタバレを含む内容です。
本屋大賞を受賞しただけあって、本を読むのが得意ではない自分でもすんなり読めました。面白かったです。
この本を読んで一番印象に残ったのは、主人公の成瀬が200歳まで生きると本気で考えていたこと。
今までの人は、200歳まで生きると考えていなかったから、200歳まで生きれなかったと考えていたこと。これは、自分には衝撃的な考えでした。
確かに、今まで、なんとなく長生きしたとしても80歳くらいじゃないかとか考えていた。それは、なんとなく周りにいる人がそのくらいまで生きていたからとか、なんの根拠もなく、考えることもなくそういうものなんだろうなというくらいにしか意識してなかった。
こういう、常識のようで、勝手に思わされるというか、勝手に常識みたいになっていることって、沢山あると思った。でも、それは、常識でもなんでもない。
できることでも、できないと勝手に思ってしまうというか、周りが常識みたいに思っていて、できないと思わされているようなことが沢山あって、そういう考えがリミッターになって、行動やできることに制限をかけていることが頻繁にあるのではないかということ。
これは、かなり怖いことだなと思いました。特に狭いコニュニティでのみ生活していると、このようなことが特に多いのではないかと思います。
だから、色々なことを体験したり、色々な人の話を聞いたり、色々な本を読んで、色々な考えに触れることは本当に大切だなと思います。
投資でも同じようなことが言えるのではないか?株式投資で利益を上げるのって、難しいように思います。でも、それは、ただ自分が作り出した幻想なのではないか?株式投資で利益を上げることは本当は簡単で誰にでもできることなのではないか。お金を稼ぐことは、楽しくて、簡単なことなのではないか。
ちょっと前まで、日本人が100メートル9秒台で走ることなんてできないって思っていましたよね。でも、1人9秒台で走ると次々と9秒台で走る人が出てくる。それは、今まであった日本人は9秒台で走ることは不可能だというリミッターが外されたから。できると思うと案外できる。
今までとは違った考え方をもって生活することで、視点も変わってくるのかもしれませんね。
自分も200歳まで生きると思って、生活しようと思います。読書ってこういう新しい考え方を取り入れることができるから、いいですよね~。