自動運転、自分の知らない間にかなり開発が進んでいて、驚きました。で、自動運転が実現した世界がどうなるのか適当に考えてみました。個人が考えたことなので、参考までにどうぞ。

自動運転のレベル分けについて(国土交通省)

国土交通省が発表している自動運転のレベル分けはこのようになっています。現段階ではレベル3までが、実現されていますね。レベル4は限定地域で試験が行われているようです。

レベル1 運転支援

例)自動で止まる、前のクルマに付いて走る、車線からはみ出さない

レベル2 特定条件下での自動運転機能

例)高速道路での自動運転モード機能

レベル3 条件付自動運転

システムが全ての運転タスクを実施するが、システムの介入要求等に対してドライバーが適切に対応することが必要

レベル4 特定条件下における完全自動運転

特定条件下においてシステムが全ての運転タスクを実施
例)
限定地域での無人自動運転移動サービス
高速道路での完全自動運転(2025年目途)

レベル5 完全自動運転

常にシステムが全てのタスクを実施(時期未定)

レベル4の自動運転が実現された場合

レベル4が実現すると、高速道路を人が運転しなくていいようになりますね。これだけでもかなりのインパクトがあるのではないかと思います。国土交通省は2025年目途と言っているので、あと、2、3年でレベル4は実現されるようです。ただ、普及させるとなると、もっと時間がかかると思います。

すぐ思いつくのが、トラックの運転、荷物の運輸ですね。ざっくりとですが、調べたところ、日本で高速道路がつながっていないのは北海道と沖縄だけのようです。

なのでレベル4の自動運転が実現されると北海道と沖縄以外、高速道路のインターチェンジまで有人で運べば、あとは自動運転で目的地の近くのインターチェンジもしくは、サービスエリアか、パーキングエリアまでは無人で荷物を運ぶことができるようになります。

素人の考えだと、トラックにバイクでも積んで、トラックを高速道路のインターチェンジまで、人が運転していく。高速からは自動運転させ、ドライバーはバイクで帰ってくる。目的地の近くのインターチェンジもしくは、パーキングエリア、サービスエリアにバイクで人がトラックを取りに行き、運転してくる。こんな感じになるのではないでしょうか。

それか、ドライバーは高速道路を走行中は自動運転されているので、トラックの中で睡眠するという形になるか。

長距離のドライバーは減ってくると思いますし、頻繁に同じ拠点に大量に荷物を輸送するような会社は自動運転できるトラックを保有し、自社で輸送することを考えるかもしれませんね。

こんなことを自分のような素人でも考えられるので、これから長距離トラックドライバーになろうという人は多くはないのでしょう。ただ、全国の高速道路を自動運転で通行して良いようになるにはかなりの時間がかかると思います。特に日本は。

レベル5の自動運転が実現された場合

レベル5が実現すると、車の運転手が完全に必要なくなります。すごい衝撃です。自分で車を運転したいという人以外は運転する必要がないのですから。

タクシー運転手、トラックの運転手、バスの運転手、ありとあらゆる車を運転している人が必要なくなります。だからといって、すぐに全ての車が自動運転にはならないとは思いますが、サービスに価格差が生まれてくれば、使わざるを得なくなってくるのではないかと思います。

タクシーやバスは無人が当たり前になるでしょうし、トラックの運転も一般道も自動運転できるとなると、レベル4で必要だった人も、不要になります。

自動運転できるとなると、車を保有している人は、車を使っていない時間にタクシー業務などを車に行わせる人も出てくるかもしれません。無人のタクシーが法的に認められるということは、2種免許が不要ということ。タクシー会社はかなり減ってくるのではないかと思います。ウーバーの無人版みたいなのが普通に登場してくるでしょう。

タクシー料金も人件費がかからないので、今よりは安くなると思います。すると、場合によっては、電車ではなくタクシーを使う人も増えるかもしれません。ただ、どんなに安くなったとしても、燃料代が往復かかるので、バスや電車のような価格までは下がらないです。そう考えると公共交通機関って、本当に格安ですね。

高齢者で免許を返納した人でも、車を保有する価値が生まれてきます。車を運転せずとも好きなところに行けます。子供だけでも乗れるということにもなってくるのかもしれません。

自動運転だけで、運転しないなら免許も不要になる可能性もありますね。

自動運転ということは、人が乗っていなくても車が動いてくるということ。スマホなどで、自分の車をどこまで移動させるかを指示できるようになると思います。例えば、会社にいて、自宅から車を会社まで呼ぶなど。今までできなかった車の使い方もできるようになるということです。

今まで、子供を車で迎えに行っていたことが、運転手が必要なくなる。そこまで遠くない知り合いに、荷物を送るのも、これから車で、家の前まで自動運転させていくから荷物取って。なんて使い方もできるようになりますね。

おそらく、荷物を下ろす機能もついて来るのではないかと。決められた車庫や場所に荷物を下ろすなど、人がいなくてもいいことは、車がやってくれるようになるかもしれませんね。

通勤に車を使っている人は、通勤している最中は寝ていられるようになりますね。本を読んでいてもいいし、夢のようですね。

旅行も、夜に出て、行き先を指定しておけば、翌日目的地についているという日程も立てられます。寝ている間、高速を走ればかなり遠くまで行けますし、高速代がもったいなければ、下道を走行させればいいだけです。まあ、お父さんが夜中運転すればいいだけの話なのですが。

車で行った旅行の帰りに運転しないで帰ってこれるというのはものすごく楽ですね。

1日目有馬温泉(兵庫県)、2日目草津温泉(群馬県)、3日目松之山温泉(新潟)なんていう日本三大薬湯めぐりなんかも、自動運転だから気にすることなくできちゃうわけです。

タクシーを使ったような旅行が自分の車でできるなんて、贅沢な旅行です。目的地で、もし駐車場がなかったら、そこらへんを走らせておけばいいだけです。駅前の人気店などにも車で気軽に行けるようになりますね。

参加者全員、お酒を飲みながら車で移動の旅行もOKですね。

人が運転するわけではないので、一人で車に乗ってお酒を飲むのも、問題ないです。飲み会に車で行って、そのまま帰ってくるのもOKです。代行という概念がなくなるかもしれませんね。

車という物の価値が今よりももっと高くなるのかもしれません。考えてみて思ってしまいましたが、想像力が乏しいな。誰でも思いつくようなことばかりですみません。

まとめ

ここまで色々と考えてみましたが、無人の自動車が街中を走っているのが想像できなかったのは自分だけでしょうか。おそらく、数年もすれば技術は格段によくなりますが、それでも不具合を起こすことは容易に考えられます。

人が乗っていても車のトラブルは起きるのに無人になったら、トラブルがなくなるなんてことはないです。なので、安全に走行できるかの検証、テストに相当の時間がかかると思います。車の運転時に考えうる全てを想定したテスト、気が遠くなります。

そんなことを考えていたら何も進みませんが、国が法律をどうするかが一番の問題になってくるでしょう。

なので、レベル4の高速道路を自動運転させることも、かなり時間がかかるのではないかと思います。逆に高速なんてあぶなくてダメだよ。なんてことになってしまうかもしれませんね。

スマホが登場した時のように一気に普及とはいかないでしょう。