最近、ふと思ったことがあります。家電量販店に行ったときにふと目に入ったもの。それは、白熱電球、いわゆる電球です。LED電球が出てきて、数年した時に白熱電球は買えなくなるという話があって、もう売り場にはないと思っていたのですが、2023年現在まだ売っています。
タイトルの手軽で効果的な投資先は、LED電球です。なんだよ、LED電球かと思っていません?では、現在住んでいる家、または賃貸住宅で、白熱電球を使っていないと断言できますか?
自分の勝手な予想では、最近新築住宅を建てた方、もしくは最近建てられたマンションに住んでいる方でもなければ、まだ家のどこかで白熱電球を使っているのではないでしょうか。
自分も、家中の白熱電球を交換したつもりですが、まだどこかで使っていると思います。電気の球が切れたからと言って、白熱電球を購入してるようでは、お金をドブに捨てているのと同じです。
ちなみに、家の中で白熱電球が使われている場所と言えば、廊下、トイレ、階段、玄関、蛍光灯の常夜灯、お風呂、脱衣所、間接照明、洗面台の照明など、本当にたくさんのところで使われています。
で、白熱電球とLED電球、どれだけ購入代金と電気代がかかるのか調査してみました。
<白熱電球60W>
価格:約150円
寿命:1,000~2,000時間
ワット数:57W
<LED電球60W相当>
価格:約500円
寿命:40,000時間
ワット数:6.9W
まず、購入代金、白熱電球は150円とかなり安いですが、寿命が短いです。LED電球は最近本当に価格が下がってきて、かなり安く手に入ります。アイリスオーヤマの電球だと2個入りで1,000円程度です。白熱電球が2,000時間使えるとした場合、LED電球の寿命は20倍の40,000時間です。LED電球1個と同じだけの期間、白熱電球を使うとなると、20個必要になります。150円×20個で3,000円です。
もう、この時点で、白熱電球を買うという選択肢はないのです。
ちなみに、40,000時間って、1日8時間を毎日使用しても13.88年使える計算です。常に使っていないような場所に設置してあるものは、1度交換してしまえば一生交換しなくても問題ないくらい使えます。電球を購入してきて、交換して、電球を捨てる。なかなかの作業です。しかも、電球を捨てるのは自治体によって捨てられる日が決められているので、思うように捨てられません。
一番初めにLED電球に交換したものはすでに10年くらいは経っていると思いますが、LED電球が切れたり暗くなったりしているものは今のところありません。本当に電気の球を交換するということがなくなったなと思います。
最近は、国が電気代に補助金を出しているので、落ち着いてはいますが、補助金がなくなればまた、電気代は上昇していくと思います。ガソリンの補助金が終了する予定なので、電気料の補助金もそのうち終了になるでしょう。国だって、湯水のように補助はできないのです。
電気代、1日8時間毎日使った場合を比較してみます。
東京電力の1kWhあたりの電気料金は
最初の120kWhまで、19.88円
120kWhをこえ300kWhまで、26.48円
300kWh〜、30.57円
となっています。なので真ん中をとって、26.48円で計算してみようと思います。
<白熱電球60W>
57W×8時間×30日=13.68kWh
13.68kWh×26.48円=約362.25円(1ヵ月)
1年だと、約4,347円
<LED電球60W相当>
6.9W×8時間×30日=1.656kWh
1.656kWh×26.48円=約43.851円(1ヵ月)
1年だと、約526円
1年で比較すると3,821円の差になります。これ、電球1個の比較です。家には、何個も電球はあるでしょうし、もっと長い期間となればもっと多くの金額の差が生まれてきます。
だから家中の白熱電球をLED電球に交換するだけで、かなりの投資になるってわけです。最初にLED電球の購入金額を投資すれば、月々電気代がかからなくなっていくというわけです。ね、効率の良い投資先でしょ!
1日8時間も電球を使っている場所は多くはないですが、長い目で見れば電球が切れるまで使わずに、家中の白熱電球を一気にLED電球に変えてしまった方が、無駄がないと思います。
あと、蛍光灯の照明をLED照明に変えたり、冷蔵をを最新のものに変えるのも電気代を抑えるには効果的です。