SMBC日興証券は信用取引の手数料が無料なので、信用取引を頻繁に利用する方は利用を考えいる人も多いと思います。
現時点ではSBI証券や楽天証券では、いちにち信用取引は、手数料も金利も無料ですが、いちにち信用取引以外の信用取引は基本的には手数料がかかります。
なので、SMBC日興証券の信用取引手数料無料というのは、信用取引の頻度が多い人にとっては、かなりお得です。
ですが、SMBC日興証券では注意しなければいけない点がありますので、記載しておきます。
①OCO注文が出せない
SBI証券や楽天証券では、利益確定の注文と損切の逆指値注文を同時に注文できるOCO注文というものが利用できますが、SMBC日興証券ではOCO注文はできません。常に、相場を監視することができない人にとっては、利益確定注文か、損切の逆指値注文のどちらかしか注文を出せないので不便です。
②逆指値の成り行き注文の期間指定ができない
逆指値注文で、○○円以下になったら成行売りという注文は、当日しかできません。
<例>
2,320円で買い、保有
逆指値注文2,300円以下になったら成り行き売り
この注文は当日のみ指定可能、当日以降の期間指定する場合は成行ではなく指値ではないと注文が出せません。
③逆指値の注文が実行されるまで時間がかかる
SMBC日興証券の逆指値注文は、指定した価格になってから、注文が実行されるまでに数秒のタイムラグが発生します。
<例>
2,320円で買い、保有
逆指値注文2,300円以下になったら成り行き売り
株価が2,300円以下になると、売り注文が実行されます。SMBC日興証券の場合、例えば価格が下がっていき10:01:00に株価が2,300円を付けてから数秒のタイムラグがあった後に、成行注文が実行されます。この数秒というのが、1秒以下ではないです。数秒です。自分が実際に行った取引では、指定した株価になってから3秒後に注文が実行されました。
3秒もタイムラグがあると急落の時には、指定した株価からかなりかけ離れたところで、約定することもあるので気になる方は別の証券会社を選んだ方がいいかと思います。手数料を支払ってもその方が、損益が少なくて済むと思います。
まとめ
SMBC日興証券を取引きをして思ったことは、寄付きや引けなどで注文を約定させるような取引では、信用取引の手数料が無料なので、手数料は押さえられますが、ザラバ中に約定させるような取引だと不利になることがあるので注意が必要です。
ただ、信用取引手数料は魅力的です。