ムカつくことがあって、イライラして、その気持をどこにぶつけたらいいかわからないことが最近ありました。

今までの自分なら、タバコを吸ったり、お酒を飲んだりして、そのイライラをその場しのぎで発散していたのですが、今の自分はタバコも吸わないし、お酒もやめてしまったのでどうしていいかわかりませんでした。だからといって、タバコやお酒をイライラに任せて、また吸ったり飲んだりはしたくはありませんでした。

深呼吸をしてみたり、瞑想をしたりしたのですが、少しは気持ちが落ち着くのですが、少し時間が経つとそのイライラしたことを思い出してしまい、またイライラしてしまったリしました。

何か、いい方法がないかと考えていたところ、たまたま断捨離をしてみようと思って、断捨離を始めました。やってみてわかりましたが断捨離がイライラを落ち着かせるにかなり効果的でした。というか、イライラしているから物が捨てやすいとも思いました。腹が立っているからか、普通なら捨てるのを躊躇しそうなものをすんなり捨てることができました。これがいいのか悪いのかはわかりませんが。

整理整頓や、物を捨てるという行動はかなり頭を使うようです。なので、作業をしている最中は、物を捨てることに意識が向いているので、イライラした原因のことを考えなくてすみます。イライラしていたことを頭から一旦、忘れさせることができました。

それと、物を捨てて部屋がスッキリすると、心までスッキリとしてきます。

もう一つ、イライラした時におすすめなのが読書です。特に小説がおすすめです。自分はあまり小説は読んでこなかったのですが、最近小説の良さに気づきました。なぜ、今まで小説を読んでこなかったのか本当にもったいないと思っています。

なぜ、イライラした時に小説がおすすめなのかというと、小説のストーリーに没頭することで、イライラする事が頭から離れていってくれるからです。小説を読んでいると、頭の中で情景などを想像しながら読み進めていくことになります。そうすると、イライラしたことなど考えている暇がないというか、考えられなくなります。

面白い小説を読むと、読み終わった時には、気持ちがリセットされています。

自分がおすすめなのは、2016年の本屋大賞になった「羊と鋼の森」宮下奈都(著)です。小説をあまり読んでこなかった自分でも文章が頭の中にすっと入ってくるというか、情景が頭に浮かびやすいというか、読みやすかったです。

ピアノの調律師の話で、読んだ後はやる気がでてくるというか、仕事頑張ろうという気持ちにさせてくれます。心がモヤモヤしているときにはどうぞ。

映画化もされています。原作を読んだ後の、映画ってストーリーは分かっているのですが、監督や脚本家の方が、原作からどのように映像化したのか、自分の想像した登場人物と映画の登場人物が想像した通りかなど、ちょっと違った目線で映画を楽しめるのがいいですね。

主人公のピアノ調律師、外村を山崎賢人さんが演じています。なるほど。映画の主要なピアノ曲は辻井伸行さんが演奏しているようです。