最近、休日の午前中に、小説を読むことを贅沢だと感じています。えっ、お前そんな人間じゃねーだろー!と思った方、おっしゃるとおりです。以前は、こんなこと絶対にありえないことでした。なぜなら、休日前夜は決まってお酒をたらふく飲んで二日酔いだからです。
ハーブティーなんかを飲みながら、好きな作家の本を読む。優雅な休日です。今日はどんな世界に連れて行ってくれるのだろうとワクワクしながら読み進めていく。本当に今まで触れたことのない世界を体験できるので、新鮮です。
自分は、小さい頃から本当に本を読んできませんでした。小説なんてここ数年までは1冊も読まなかったほど。確かにもったいないとも思いますが、これをどうとらえるか。まだ、全く知らない物語が無限にあると思うとこれからかなり楽しめます。読んでいなかったのもそれはそれでいいのかなとも思えます。
自己啓発本は少しは読みましたが、小説は読まなかった。なぜか。それは役にたたないと思っていたからです。読んでもみなかったのに、そう思っていた。でも違いました。
小説の中にとても役に立つことが書かれていることが多いのです。小説なんて作り話じゃないかとも思っていました。作り話だけど、心を打つことが書かれている。ためになる。人生の教訓にもなる。で、おもしろい。一つのエンターテイメントです。
小説を娯楽とは思えなかった自分がいました。読書といえば、堅苦しいイメージがありました。なんでだろう。家に本がなかったからかもしれません。でも、読みもしないのに子供の頃は図書館が好きでした。なんかいいもんが置いてある建物だなと思っていたのでしょう。
しかも、物語だから記憶にも残りやすい。有名な作家さんが書いているので、本によるけど読みやすい。一度味わってしまうと、癖になってしまうのがよくわかります。
自分は、電子書籍よりも紙の本が好きです。ページをめくる感覚、本によって違う紙の質感。本の紙も著者が考えて選んでいるのでしょう。やたらに厚い紙を使っている本もあります。(静かな雨など)
小説などを読んで、読書が習慣化してくると、技術書などの本や、自己啓発本などの本の内容も以前より理解しやくすなってきます。小説を読んでこなかった自分としては、小説を読んで、読書量が増えてくるとこんな利点もあるのかとおどろいています。考えてみると当たり前のことなんですが、気づきもしませんでした。例えるなら運動と同じ感じ。トレーニングもせずにいきなり10キロ走るようなものだと思います。
自分だと、投資の本やプログラミングの本。以前は、これらの本を読みたくて買ってはみるのですが、数ページ読んで読むのが大変になって、放置することが多かったです。ですが、小説を読むようになってから、投資の本やプログラミングの本も理解しやすくなり、買った本は全部とまではいきませんが、かなり読めるようになりました。プログラミングの本が嫌にならずに読めているのは大きいですね。
オライリーの本。立ち読みなどでいいなと思って買って帰るのですが、家で読んだためしがない。なんでかなー家だと読む気にならんのです。オライリー。頭にはいってこない。
本を読むのが苦手な人は、小説から入った方が読書が習慣化しやすいと思います。
本が沢山読めたらいいなと思って、いきなり速読の本を読んではみましたが、結局文字を読むというのも慣れなんだと思います。沢山の本を読んで慣れてくると自然と読む速度も上がって来ると思います。初めから速読などの本を読んでしまうと読書の楽しみを知らない状態で読書をすることになり、読書することが楽しくなくなってしまうように思います。
それよりも、自分の好きな映画やドラマ、アニメの原作の本や、その原作者が書いた別の本を読んでみるのがいいのではないかと思います。
読書って、なんていうんだろう、文字で書かれていない部分を自分が勝手に想像していくというか、逆に作者がそこを想像してもらうように書かれていたりするので、読む人によって違うというか、なんというか。読書に没頭できるんですよね。
今の時代、スマホでインターネットのサイトやSNSなんかを見ていても、広告が多くて集中できなかったり、スマホの通知が来たりして、1つのことに集中するのも大変になってきています。なので、紙の本は本当におすすめです。紙の本を読んでいる間は、余計なことに気が散ることなく読書に没頭できます。おそらく、目にも優しい。
没頭できるって、気持ちのいいことだなと思います。没頭できるなにかが今現在ない方は、読書がおすすめです。日本には図書館というすばらしい施設があるのです。田舎の図書館でもあなどれません。大した本がないんだろうと思われますが、有名な作家の本ならかなり置いてあります。ちなみに田舎の図書館は、競争率が低いので借りやすいです。はじめて行った土地に図書館があったら、入ってみたくなってしまいます。
その図書館にない場合、リクエストすると購入してくれるか、別の図書館から取り寄せて借りることができます。図書カードは自分の中では魔法のカードです。
ちなみに、図書館にいる司書の方にこんな本を読みたいんだけど、どの本がおすすめですかと聞くと、その人にあった本を紹介してくれます。図書館のシステムを知っているとかなり人生お得です。日本の図書館システム最高です。
本屋大賞に選ばれた作品はどれも、本当に面白いのでおすすめです。小説がはじめてでも読みやすいと思います。
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