2024年の新NISA枠の期限もあと数日となってきましたね。で、今年分の新NISA枠が余っているので、使いたいなと思い、旧NISAで購入していた米国株を新NISAに買い替えることにしました。
投資余力があれば、旧NISA枠で投資しつつ、新NISA枠が使えるタイミングで全枠使ってしまうのが一番効率がいいのだと思うのですが、色々と楽しみたくて、2024年の新NISA枠は使わずに取ってあったんです。
新NISAと旧NISAの最大の違いは、売却後に投資枠が復活するというもの。だからIPO投資と相性がいいのではと思っています。IPO投資もやっている自分としては、年末のIPOラッシュでNISA口座を開いているSBI証券で何かしら当選するのではないかと思って、新NISA枠を取っておいたのですが、全くかすりもしませんでした…。まあこんなものです。
NISAもあって、投資をするために証券口座を作っている人がかなり増えている為か、IPOも昔ほど当選しなくなって来ていますね。しかも前ほど初値で上昇する幅も少なくなっています。
こんなんだったら、2023年の年末に、さっさと旧NISA枠を新NISA枠に切り替えた方が良かったのではないかと思ってしまいました。でもこれは、株価が上昇したからで、こんなのは今になってみなければ、それが良かったのかなんて分からないもの。
で、実際に買い替えてみました。
注意事項としては、
・旧NISAから新NISAへのロールオーバーはないので、旧NISAを一度売却後、新NISAで購入する必要がある。
・SBI証券では、旧NISAの米国株売却には手数料が約定代金の0.45%(税込0.495%)最大で20ドル(税込み22ドル)かかる
・間違えて新NISAで保有している米国株を売却しないこと。
・売却する場合は外貨決済で売却すること。SBI証券で米国株を円貨決済で売却すると為替手数料が発生します。
こんなところでしょうか。実際に売買してみました。
SBI証券の外国株アプリでETFの板を見ていたのですが、えらく板が薄いなって思って、不安だったんですが、新NISA枠程度の売りでは、極端に株価が安く寄り付くなんてことはないです。寄り付き前に、成り行きか、寄り付きで確実に約定できる安めの株価で指値をしていれば、寄り付きで売却できます。
ただ、寄り付き後は、日本でも同じですが、けっこう値動きが激しい。なので有利な方に動いてくれる分には全然うれしいのですが、逆に行った場合は、売却した株価とは離れた株価で買い直さなければならなくなります。
今回米国株を買い直した際に、売却した株価よりも2ドル近く高い株価で買い直さなければなりませんでした。
今だと、日本時間で23時半から6時までなので、朝早く起きて取引したほうが、頭も冴えているし、寄り付き後よりは値動きはおだやかなのではないかと思います。今回売却して、買い直した感じだと必ずしも寄り付きで売らなければいけない感じはなかったです。
資金に余裕があるなら、倍の金額を準備しておいて、寄り付きで売りと買いのクロスをすれば、一番確実です。
最大の失敗は、旧NISAでは米国株購入の手数料は一部無料なのですが、売却する際は、全ての銘柄で手数料が発生します。売却金額の0.495%。最大で22ドル(1ドル150円で3300円)結構高いんです。最近の手数料無料から考えると本当にバカ高い。だから、複数回に分けて売却すると余計に手数料がかかるので、2021年の旧NISA枠を一度に売却したら、2024年の新NISA枠が足りなくて、売却した株数を2024年の新NISA枠で買うことができませんでした…。
最近アメリカ株って、下落してるし、きっとまだ下がるだろうから、残りは12/27に2025年分のNISA枠で買えばいいやと思って、寝て翌日。9ドルも上昇してました…。ほんとバカ。
ちなみに最大の売却手数料が発生するのはだいたい4000ドルくらいから。だから、売却する売国株が4000ドル(おおよそ)以下なら複数回に分けて売却しても手数料は変わらない。今回は4000ドル以下だったので、分けて売却し、2025年の枠が使えるようになってから、残りを売却すればなんの問題もなかった。面倒がらずにちゃんと計算してから実行するべきでした。
旧NISAからの買い替えを考えている方は、自分と同じ過ちは侵さないようにね。そもそもロールオーバーさせてよ~。