コロナ過で外に飲みに行くことが減ったので、本当にお酒を口にする機会が減りました。以前は、外に飲みに行かなくてもほぼ毎日家で晩酌をしていたのですが、最近は家で晩酌をするのはやめました。家で晩酌をしている方は、本当にやめた方がいいと思います。癖になるとやめられなくなります。

やりたいことが色々とあって、お酒を飲んで酔っ払っているのがもったいないと思ったこともやめた要因の一つです。それと、お酒の税金を支払うのがばかばかしいと思ったから。ビールの価格の約42%が税金のようです。そもそも、手取り金額は所得税、住民税、社会保険料が引かれ、残った金額なのに、ビールを買うとビールの金額の42%税金で持っていかれる。どんだけ税金とるんだよって感じじゃないですか。なんも考えないとかなり税金で持っていかれることにようやく気付きました。

若い頃から、酒を浴びるように飲んでいたにも関わらず病気にもならず、健康診断の結果も良好なうちに晩酌をやめられたのはとてもラッキーなことだと思います。若いころからの友達は尿酸値や血糖値、血圧などを気にしなくてはならない状態です。

お酒を飲み続けているとそのうち病気になり飲めなくなる。家族を含めそのような人を何人も見てきました。遅かれ早かれ、飲めなくなるなら、病気になる前にやめた方が健康な状態で長い時間過ごせるのだから、いいのではないかと思います。でも、わかっちゃいるけどやめられないのがお酒。

「経験上これやると人生終わるって習慣教えて」って動画の中に酒はやめた方がいいと言っている人が結構いましたので参考までにどうぞ。自分と同じ考えの方が、多いので安心しました。

飲酒を続けていると癖になり、飲む量は増えても減らすことは難しい。週に1本のビールが、週に2、3本になり、毎日1本ずつになり、毎日2本になり、週末は6本でも足りなくなる。ゆっくりではあるが、少しずつ増えていく。税金を納める奴隷の完成です。やめたくたって簡単にはやめられないのだから。

カクヤスが家の近くにある方は、特に注意が必要です。ビール1本から無料で宅配してくれる。飲むお酒がなくなっても、営業時間内なら外に買い出しに行く必要もない。しかも、コンビニで買うより安い。アルコール中毒になれる環境があるのです。知らなかったのに、これで知ってしまった場合は本当にすみません。

最近、いい曲だなって思ったものにEd SheeranのBad Habitsという曲があります。英語の曲なので、意味も分からず聞いていたのですがお酒を題材にした曲のようです。今回の記事によくあった曲だと思います。洋楽を聞く方なら一度は耳にしたことがある曲だと思います。

酒をやめて変わったことが、ざっとあげただけでこんなにもあります。

・お酒にかかる出費が減った
晩酌、飲み会、2次会、ウコン、タクシーや代行代などかなり出費が減ります。二日酔いになってしまった為に、家事ができずにお昼や飲み物を買うなんてこともよくあります。

お酒の直接の出費だけでなく、お酒の飲酒の習慣で出てくる出費もあります。例えば、虫歯になったり、体調を崩してしまった時の病院代などです。虫歯と安易に考えている方もいますが、ひどくなって抜かなければいけなくなった場合、そこまでの年齢でない方なら、入れ歯ではなくインプラントを選択すると思います。インプラントは虫歯では、保険の適用外なので、1本で30万円前後の金額がかかります。

酔っぱらった時に、やってしまったことと言えば、財布を落としたとか、スマホを無くしたとか、家の鍵を無くしたとか、気が大きくなって、おごってしまったなどです。どれも結構な金額です。お酒を飲んでいなかったら、まず起こらないことです。

最近は、家でも簡単にお金が使えちゃいます。家で晩酌をしていたら、無性に見たいドラマやアニメがあり、サブスク登録してしまったり、必要ないものを衝動買いしてしまったり。便利な世の中になっているからこそ、理性が働かなくなった時には、誘惑だらけの世界だということです。

ざっと上げただけで、飲酒に関係する出費はこんなにあります。これがすべてではないので、飲酒がどれだけお金がかかる行為かよくわかります。

・時間が増えた
お酒を飲んでいる時間以外にも、お酒の準備、片付け、ごみ捨てから解放されたり、二日酔いでなにもできずにゴロゴロとしているムダな時間がなくなります。お酒を飲んでしまうと、お酒が抜けるまで、まともな状態ではないので、色々とできることに制限がされてしまいます。

・晩酌後の猛烈な眠気がない
お酒を飲むと、眠くなってしまいますが、それがないので、夕食後もお布団に入るまで、有効に時間を使えます。

・二日酔いがない
二日酔いの気持ち悪さといったら、もう二度と経験したくないです。他の人が二日酔いで気持ち悪そうな状態を見ると、本当にお酒を飲まずにいられて良かったと思います。一般の人なら、吐くなんてことは、ありえない体の反応です。体にとって異常なことをしているのですね。

・毎日スッキリ起きられる
二日酔いがないので、毎日スッキリ気分爽快に起床できます。なので、朝からアクティブに仕事ができます。

・面倒だから明日でいいやという気持ちが減った
後回しにすることが減ります。些細なことでも、次の日に回してしまうと翌日の時間を奪ってしまうことになります。翌日やるはずだったことができなくなります。明日やろうはばかやろうです。

・お酒が飲みたいという誘惑がなくなった
これは、本当に大きいです。夕方になっても、特にお酒のことが頭に浮かんでこなくなりましたし、居酒屋で他の人が飲んでいても特に飲みたいとも思わなくなりました。飲み会の場で飲まなくても全然平気になりました。酔わずに、飲み会の楽しい雰囲気を味わえるのは、逆にかなりメリットのあることだと思っています。

・ネガティブな感情が減った
お酒って、飲むとテンションが上がるのですが、酔いが覚めると気分が落ち込むことも多いです。ですが、お酒を飲まないことで気分がかなり安定します。

・ポジティブになった
二日酔いなどで、体調が悪いことがなくなったので、気分が良く、考えることもポジティブになります。

・太りにくくなった
お酒のカロリーは、想像以上でした。お酒を飲まないことで、結構食べたと思ってもそれほど太りはしません。お酒でカロリーを摂取しているにも関わらず、つまみを食べ、シメのラーメンまで食べるのですから、太らないわけがないです。

・脂っこい汗が出なくなった
大酒飲みの方はよく分かると思いますが、特に飲んだ次の日など嫌な脂っこい汗を良くかいていたのですが、それがなくなりました。学生の頃にかいていた、サラサラとした気持ち良い汗に戻った気がします。

・体臭が減った
脂っこい汗をかかなくなったせいか、体臭も減った気がします。前は嫌な匂いがしていたのを自分でも感じていましたが、今は気にならなくなりました。香水をつけたときは、本当によくわかります。香水のにおいと体臭が混ざって嫌な香りになってしまいます。香水をつけても前よりもいい匂いだと感じなくなったという方は、自分の体臭を疑ってみては。

・下痢が減った
前はほぼ、毎日のようにお酒を飲んでいたので、かなりの頻度で下痢だった為、下痢って異常な状態だとは思っていませんでしたが、下痢は、正常な状態ではないですよ。お酒を飲まなくなると、本当に下痢がなくなりました。最近下痢になるのは、変なものを食べた時くらいです。

・ニキビが減った
脂っこい汗をかかなくなったせいか、ニキビも目に見えて減りました。病院に通ったりしましたが、あまり良くならなかったのにお酒をやめただけで、ここまで改善されるなんて思ってもみませんでした。

・便秘が解消される
お酒をやめると、便秘になると思っている人も多いと思いますが、これは間違いです。自分もよくお酒を飲んでいる時は、お通じがないからお酒を飲もうと思い、お酒を飲むこともありました。ですが、今考えるとそれはただお酒を飲む理由を探していただけのように思います。実際、お酒をやめるとお通じが安定し、ほぼ毎日排便できています。下痢や下痢ぎみのうんこではなく、固体のうんこがすんなりと出る爽快感は、たまらないですよ。

・切れ痔がなくなった
下痢が減ったので、切れ痔もなくなりました。下痢って、排出するときもですが、おしりを拭くときも肛門にかかる負担はかなりのものです。時代はまさに肛門100年時代。下痢や切れ痔を繰り返していたら、肛門は100年持ちませんよ。

・健康になった
上記のことから分かるように、本当に健康になりました。お酒の変化は、日々少しずつ出てくるため、本人では、気づきにくいというか、しょうがないという気持ちになり、そのまま放置という状態になりがちです。お酒には依存性があるので、そんな日々の変化よりも飲酒を優先させてしまいます。朝起きたら、昨日より体重が10キロ増えていたら、焦って、どうにかしないとと思いますが、少しずつ太っていくと、あまり焦りはしないものです。肝臓は沈黙の臓器と言われている臓器です。症状が出るころには、かなり病気が進行していることもあります。健康診断の肝機能の数値が正常の範囲から外れている時には、飲酒について考えるべきいいタイミングですよ。ちなみに、お酒やめると健康診断の数値がかなり良くなりますよ。

・歯ぎしりが減った
前はよく、歯ぎしりがひどく、起きるとあごが痛くなることがけっこうあったのですが、お酒をやめてから、あごが痛くなるということはほとんどなくなりました。飲酒することで、歯やあごに相当の負担がかかっていたことがよくわかりました。

・虫歯になりにくくなった
お酒を飲むと酔って、そのまま寝てしまって歯磨きをしないこともよくありました。ですが、今は夜、歯磨きをしないなんて考えられません。人って、変わるものですね。あと、お酒を飲むと、飲食している時間も長くなります。長時間も食べたり飲んだりしているのですから、その時口の中は虫歯になりやすい環境だというのは言うまでもありません。今は時間もできたので、定期的にフロスまで行えています。

大量に酒を飲むことに費やしてきた時間の少しでも、本を読むことに使っていればよかったなと思います。それだけの時間があれば何を成し遂げてこれたか。自分が選んだ人生なのだから仕方ないですが、時間を浪費してきたツケが今の自分に重くのしかかっているように思います。ただ、実際にお酒を大量に飲むことを経験したからこそ、お酒は飲まない方がいいという考えを持てたことも事実ですが。

ちょっと考えればわかることですが、世の中のトップで活躍している方が、毎晩お酒を飲んでいるのか?間違いなく飲んでないですよね。例えばオリンピックで金メダルを取るような方は毎晩晩酌などせず、生活習慣にもきをつけているはず。大谷選手だって、同じだと思います。スポーツ選手に限らず、ビジネスで成功している方の多くは、晩酌などせず、勉強や体調管理など自己投資を行っているはずです。

お酒に使ったお金のほんの一部でもS&P500に投資できていれば、と後悔です。S&P500は10年前の2011年1月で約1270。2021年5月時点では約4200。約3.3倍になっています。日経平均でも約3倍になっています。お酒に使ってしまえば何も残らないですが、投資に回すことができていればそのお金が約3倍になっていました。もっと、お金の使い方を考えていれば。

バビロンの大富豪では、お金持ちになっていないなら、お金持ちになる方法を学ばなかったか、それを実践することを怠ったかのどちらかと言っています。お酒を飲んでいる時間があるなら、その時間を勉強する時間に振り分ければ、今よりはお金持ちになっていたでしょう。

もし、今までお酒を飲むことに費やしてきた時間を取り戻せたとして何をしたいか?勉強がしたいなと思います。まあ、これからだって勉強することはできるわけですし、この考え方を身につけられたことが今の財産ですね。昔の人に比べると、寿命も延びましたし、時代の流れもとてつもなく速いです。一生勉強です。

この記事を読んでいる方には同じようなバカな人生は歩まないでくれたらと思います。お酒を飲むことで起こりうる悲惨な状態を想像できれば、お酒を大量に飲まなくても、こんな人生はきっと避けて通れます。

お酒を飲むことは、あなたの健康を蝕み、人生の時間を蝕み、あなたの財産を蝕む。最悪、お酒により最愛の人までもいなくなってしまう。自分の人生を決めるのは自分です。健康な体を使って何をするか。時間を何に使うか。お金を何に使うか。お酒を飲むことでストレス解消はできません。

ほぼアル中だった自分が、リモートワークなんかしたら1週間に1日くらいは昼から飲みながら仕事していましたね。けっこういるんじゃないかな昼から飲みながらリモートワークしてる人。アルコール依存症の人だったら特に。信じられないかもしれませんが、稀に仕事のお昼ご飯の時にお酒飲む人っているんですよ。アルコールって本当に恐ろしいものです。昼から飲みたくなってしまうのですから。

何か目標や、やり遂げたいことがある方なら、お酒をやめることが一番の近道なのかもしれません。

一番いいのは、アルコールを飲む習慣をつけないこと。一度飲酒の習慣がついてしまうと、それをなくすのはかなり大変です。友人と飲みに行くのは仕方ないとしても家で飲む習慣は絶対にしないほうがいいと思います。まだ晩酌の習慣がないという方は絶対に家では飲まないというルールを作っておくべきです。家での晩酌の習慣ができてしまったら最後。何もしなければ、飲酒量は増えることはあっても減ることはないです。最近、お酒の値段も上がっていますね。節約しようと、缶ビールから発泡酒や第3のビールへ、尿酸値が上がったので、ウイスキーにシフト。720mlのボトルより4リットルボトルの方がお得なので、4リットルのボトル買い。家に大量にお酒があるので、大量に飲んでしまうんだな。結局あっという間に4リットルボトルが空になる。週の頭にはまた4リットルボトルを買い、毎日夜にはお酒のことしか考えられなくなる。こんなバカみたいな人生送りたいですか?この文章、まともな人が読むとこんなバカなことするわけないと思いますが、アル中の人なら当たり前の行動なんですよ。お酒を飲み続けるとこんな思考になるんです。本当に恐ろしい。

人生はこんなくだらないことを繰り返すためのものではないと思います。この世界にはもっとやりたいこと、楽しいこと、面白いこと、ワクワクすることがたくさんあります。

ほぼアル中の状態からお酒を飲まなくてもいい状態になるまで、かなり時間はかかりました。でも、私でも出来たのだから誰にでもできることなのだと思います。

お酒をやめたいけど、やめられないという方は一度「禁酒セラピー」という本を読んでみてください。私はこの本でお酒をやめることができました。