カードタイプのSuicaを利用していたのですが、スマホを買い替えたのでモバイルSuicaに変えてみました。モバイルSuicaのメリットを最大限引き出すには、JR東日本が提供している他のサービスと連携することが必要です。他のサービスならサービスを利用しているだけでポイントが貯まったりしますが、JRはそうはいきません。その際に色々と手間取ったので、記録しておきます。
suica

モバイルSuicaのメリット

まず、モバイルSuicaに移行しようと考えた理由は下記のようなメリットがあるからです。

・スマホで改札を通ることができる

・カードタイプのSuicaよりもポイントが多く貯まる
→50円につき1ポイント付与されます。(カードタイプは200円に1ポイント)

・スマホからチャージできる
発券機などを探す必要なくスマホからチャージできるのは便利です。

・カードタイプではできないチャージ方法がある
→メルペイからのチャージなどを行うことができます。

以前モバイルSuicaは年会費1,000円くらいかかっていたようですが、現在は無料になっています。

JR東日本のサービス

・Suica
→JRのICカードサービス

・JREポイント
→JRのポイントサービス

・えきねっと
→新幹線のチケットを予約できるサービス

Suica、えきねっとを利用した際にポイントを貯めるためには、SuicaとえきねっとにそれそれにJREポイントを紐づける必要があります。えきねっとで予約したeチケットを利用するにはえきねっとにSuicaを紐づける必要があります。

3つのサービスそれぞれ、紐づけを行う必要があります。

これらの紐づけを行うことで、Suica、えきねっとで利用した金額に対してJREポイントが貯まり、貯まったJREポイントをSuicaにチャージして利用することができるようになります。

カード型SuicaからモバイルSuicaに移行

カード型SuicaからモバイルSuicaに移行するとカード型Suicaは利用できなくなります。戻したくても戻せませんので注意してください。

現在使っているカード型のSuicaはそのまま残したい場合は、保有しているカード型のSuicaとは別にモバイルSuicaを発行することもできます。

今回は、カード型SuicaからモバイルSuicaに移行してみました。下記の動画では、両方解説してくれているのでわかりやすいです。改札を通るときに、アプリを立ち上げなければいけないのかなども説明してくれているのでとても参考になります。iPhoneでは、「設定」→「ウォレットとApple Pay」のエクスプレスカードにモバイルSuicaを設定することで、Touch IDやFace IDの認証なしでSuicaを使うことができます。

カード型SuicaからモバイルSuicaに移行するとカード型Suicaの残高+カード型Suicaを作るときに支払っていたデジポット500円が残高に表示されるようになっていました。

ちなみにカード型Suicaを払い戻す場合、残高から220円の手数料が引かれた金額+デジポット500が返金されます。モバイルSuicaに移行した際は手数料などは引かれませんでした。

モバイルSuica移行前の各サービスの連携状態

モバイルSuicaに移行する前、3つのサービスを利用し、3つのサービスとも連携させていました。

・「カード型Suica」と「JREポイント」
・「えきねっと」と「JREポイント」
・「えきねっと」と「カード型Suica」

なので、カード型Suicaやえきねっとを利用した時にJREポイントが貯まり、えきねっとで予約した新幹線のeチケットをカード型Suicaを使って新幹線の改札を通っていました。

モバイルSuica移行後の設定

カード型SuicaをモバイルSuicaに移行するとSuicaID番号が変更されます。SuicaID番号が変わるということは、今まで使っていたSuicaとは別のSuicaになるということのようです。

なので、「JREポイント」と「えきねっと」のサービスでスマホに設定したモバイルSuicaを追加させ、再度設定しなおす必要がありました。

設定する前に1点確認してください。モバイルSuicaのアプリを立ち上げ、「i」をタップします。するとモバイルSuicaの情報が出てきます。

上から
・Suica認識ID
・SuicaID番号
・残高

モバイルSuicaの会員登録をしていないと、Suica認識IDというのが表示されません。上記の移行作業だけでは会員登録は行われませんので、別途モバイルSuicaの会員登録を行う必要があります。ちなみにSuica認識IDとはモバイルSuicaの会員登録の際に入力したメールアドレスです。(複数モバイルSuicaがある場合は、_1などの番号が振られるそうです。)

えきねっとはモバイルSuicaのSuicaID番号によって紐づけが行われるのに対し、JREポイントはSuica認識IDとパスワードによって紐づけが行われます。

JREポイントと紐づけを行う際、モバイルSuicaの「Suica認識ID」と「パスワード」を求められるのですが、そんなの設定した覚えがなくかなり時間をとられました。

なので、下記の作業を行う必要がありました。
・モバイルSuicaの会員登録
→モバイルSuica会員登録

・モバイルSuicaをJREポイントに追加
→JREポイントにモバイルSuica追加

・モバイルSuicaをえきねっとに追加
→えきねっとにモバイルSuica追加

JREポイントにモバイルSuicaを追加する場合、モバイルSuicaの会員登録は必須のようです。

色々と設定等が必要ですが、一度設定してしまえば、色々なメリットがあります。