最近、小説を読んでいて思うことがよくあります。それは、言葉を知らないということ。あまり本を読んでこなかったからなのか、小説に登場してくる言葉が分からず調べることがよくあります。漢字もですね。
自分は、本当に何も知らないまま生きてきたんだなと実感させられます。逆によく今まで、生きてこれたなと思うくらいです。
知らないレベルがどれくらいなのかというと、「チュニック」を知らない。
チュニックという言葉。聞いたことはあるけど、なんのことなのか分からない。本の文章から、服だということはわかりましたが、どんな服なのか全く想像できませんでした。女性ならわかるのでしょうが。
調べてみたら、女性が着ている丈が長めの上着のようです。なるほど。センスのかけらもない言い方ですが、てるてる坊主みたいなやつですね。
あと、「十把一絡げ」読み方と、意味わかります?「じっぱひとからげ」
「フリッター」衣にメレンゲを加えて揚げる洋風の天ぷらのようなもの
でも、こういうことがあると、今まで足を踏み入れたことのない世界に足を踏み入れているんだなって思います。今までと違う新しいことをしているんだと実感できます。
ちなみにこの「チュニック」「十把一絡げ」「フリッター」の3つのキーワードだけで、小説の名前が出てきたら、かなりの小説通ですね。小説の内容にあまり関係のないキーワードなので、わからないのが普通です。
おそらくわからないと思いますので、更にヒント
「ロッカ」「京」
一度読んだことのある人なら、これで分かってしまうと思います。答えは、記事の一番下に書いておきます。今読んでいる最中ですがこの小説もなかなかおもしろいですね。小説っていいですね。
小説って、面白いし、勉強にもなるし、一石二鳥いや三鳥のようなものです。勉強になるっていうのは、言葉を勉強できるってのもあるのですが、人生の教訓みたいなのも学べます。
小説って、基本的にはフィクションですが、著者が人生で学んできたことや勉強して学んできたことなどを散りばめていることがよくあります。安西先生の諦めたらそこで試合終了的なやつが、けっこうあります。
小説を読むことで、幅広い教訓を知ることができるし、自分の知らない世界のことも知ることができます。自己啓発本だと、自分の興味がある分野、解決したい問題について書かれた本しか手に取らないかもしれませんが、小説だと自分の想像を超えたものが飛び込んでくることがあります。
不思議と、本のカバーやタイトルだけで選んだ小説でも、今の自分が欲しかった内容だったなんてことがよくあるものです。つまらなければ、最後まで読まなければいいだけのことです。
それと、小説に出てくる登場人物の行動や考えを通して、自分のことを小説を読みながら考えたりもできます。本を読むって、純粋に自分のスピードでできることなので、ゆっくり読みながら考えたりできるのもいいところです。
今の自分にとって小説は、タバコの逆のような存在です。百利あって一害なし。おおげさかもしれませんが。
以前の自分にはなかった文章を読むというスキル、今はまだレベルは低いですが、もっとのばしていこうと思います。
クイズの答えは、宮下奈都さんの「太陽のパスタ、豆のスープ」でした。映像化されていない作品なので、あまり知っている人は多くなかったかもしれません。気になった方はどうぞ。