今年も本日で終わりですね。今年も1年間お疲れさまでした。見てくれる人がいることがモチベーションになって今年もなんとか続けることができました。今年もありがとうございました。
日経平均株価を見ると、そこまで大きく下落することもなかったので、株を保有している方にとってはとてもいい1年だったのではないかと思います。
自分にとってどんな年だったかというと、完全にお酒をやめた一年でした。1年間でお酒を全く飲みませんでした。こんなことは、成人してから初めてのことです。どんな年でもお酒を飲まないなんて考えられなかった自分が完全にお酒をやめることができたのは、想像もしていませんでした。
お酒を1年間やめて、あらためてお酒をやめることができて本当に良かったと心から思っています。これだけ長い間お酒をやめると、本当に体からアルコールが抜けたというか、オーソドックスなメリット以外にも、色々といいことが出てきます。
まず、顔が脂っこくなくなった。額とか、鼻とかいわゆるTゾーンが脂っこくなる原因は加齢のためだと思っていたのですが、全く違いました。アルコールが原因でした。今年の後半くらいからは、本当にベタベタしなくなりました。
そのおかげもあって、今まで鼻の毛穴の黒ずみには本当に悩んでいましたが、以前に比べると毛穴の黒ずみが目立たなってきました。脂っこい皮脂が減ったおかげで毛穴に詰まりにくくなったのだと思います。
あと、全く変わったのが体臭。自分の体臭って、自分ではよくわからないのですが、香水をつけたときの香りが、全然違うなと感じました。香水って、時間が経つと体臭と混ざった香りになります。その混ざった香りが以前は、なんというかあまり良い香りじゃないなと思っていたのですが、同じ香水でも今は全然違う香りになっています。不思議なものです。
加齢臭の原因の一つには加齢もあるのかもしれませんが、アルコール摂取も原因のひとつなのだと思いました。
あと最近よく思うのが、飲酒することのリスクの高さ。酔っ払うというのは、正常な状態ではないのだけれど、酔っ払ってやったこともちゃんと追求されてしまう時代になりました。
昔に比べて、格段に酔っ払ってしたことが許されなくなってきていますよね。昔は酔っ払ってやったことなら許されていることが、今は許されなくなっています。
例えば、エネオスの社長の不適切行為。こんなん、バブルの頃ならしょっちゅうあったことなんじゃないかな。この社長が若かった頃は、そういうのを見ているから酔っ払ったときにやってしまったんじゃないでしょうか。
でも、今は酔っていようがいまいが、ダメなんです。アウトなんです。普通に考えればわかることなんですが、酔ってると考えられなくなってしまうのでしょう。一晩で人生がパーですよ。
記憶もない、理性もない状態で街をあるいているなんて、恐ろしくてたまりません。昔はよくそういう状態になっていましたが、今では考えられないです。
酔っていないというのはいいですよ。大晦日に夜ご飯を食べてからでも、意識がはっきりしているので、ブログだって書けるんですから。本当に人が変わったようです。
二日酔いもない、記憶がなくなることもない、お酒のことも考えなくて済むというのは、目標を設定した時の進み方が違うと思いました。お酒を飲んでいるときは、一歩進んで、休んで、一歩下がってみたいな感じで、結局すすんでいないみたいな感じでしたが、酒をやめてからは、一歩、一歩しっかりと進んでいるようなイメージです。記憶がなくなるというか、意識が酔っているというのはダメなこと。意識が続くというか、途切れないということの大切さ。自分では、学生の時の感覚というか、朝起きたらしゃっきりして、一日頑張れるというかそれが大人になってからも大切なこと。
今まで手を付けることができなかったことにも、手をつけることができるようになりました。
それは、本当に当たり前のことなのですが、お酒に費やしていた時間を他のことに割り当てることができるようになったからです。お酒を買っている時間、お酒のことを考えている時間、酔っ払っている時間、二日酔いで何もできない時間、飲んだものを片付けている時間。お酒を飲むということは人生のかなりの時間をお酒関連に費やしています。
今考えると本当に無駄な時間だったと思います。特に一人でアニメを見ながら晩酌をしている時間は無駄だったと思います。本当になんにもメリットがないです。もったいなー。そんなお金と時間があったら、米国ETFでも買ってたら、もうかなりの資産家ですよ。
こんな感じで、お酒をやめたことで少しつづですが、投資家レベルも上げられているのではないかと思います。
そう実感できたのは、今年6月まで商社株に注目していたんです。バフェットが持ち株比率を上げたことで、商社株全体が上昇していったあのときに、かなりの頻度空売りで仕掛けていたんです。空売り回数8回、買い2回。でも、トータル2万ちょいのマイナスで済んでるんです。買い2回の収支13,300円。空売り8回の収支-37,296円。
仕掛けのタイミングがかなり悪いのでしょうが、しっかりと損切りをしているおかげで、大きな痛手にはなってなかったです。方向性をしっかりと見極められないのが下手くそですが、最低限の損切りができるようになっているのは自分的にはかなりの成長です。バフェット銘柄に売り仕掛けして、死んでないというのは今年の大きな収穫です。自信にもつながりました。
なんていうんだろう、補助輪なしで自転車に乗れるようになってきている感じというか、料理でいうなら、千切りができるようになってきたというか。全くわかりにくい例えで申し訳ありません。料理の先生に千切りはこういうようにやるんですと、やり方を教わってもすぐに先生と同じように千切りできるようにはならないと思います。自分で何回も練習してやっと、千切りがうまくなっていくと思います。
株の取引もわかりにくいですが、同じだと思います。だから、頭ではわかっていても損切りができないということが起こります。何かの手違いで、損切りのタイミングが遅れることもあるでしょう。でも、それが技術がないということなのだと思います。10回中10回、自分の思ったポイントで損切りができるようになったとき、料理でいう千切りができるようになったということなのだと思います。
あとは、エッジのある取引をみつけ、取引していくだけなんです。そうしたら、どんなショックが起こっても、生き抜いていけるだけの投資家になれるのだと思います。
来年もお酒を飲まずに精進していこうと思います。では、良いお年を。
自分がお酒をやめるきっかけをくれた本です。