今年は、年の初めから玉帖なるものをつけているはじめです。玉帖をつけているおかげか、今のところ今年の収支は少しですがプラスです。
玉帖を10ヶ月つけてみて、色々と発見があったので、記録しておきます。
まず、どういう形であれ取引の記録をつけるというのは、本当に重要なのだとようやく気付きました。投資の本を何冊か読むと必ずといっていいほど、投資記録をつけることが重要だと書かれています。読んで、大切なんだということはわかっていたのですが、今まで、たまにつけるくらいですぐにやめてしまっていました。
なぜか?面倒くさいんですよね。つけていた時期もあったのですが、あまりメリットを感じるような利益をあげることができなかったんです。だから、何度かエクセルでつけていたもののやめてしまったんです。それに、損失が出た時に、それを思い返すのがつらい。
でもなぜ今回、玉帖(投資記録)をつけるのを続けていられるのか?一番はメリットを感じることができているからですね。
以前と違うことと言えば、ノートに手書きで、自分で記録する項目を作って記録していることです。このノートに手書きっていうのがいいのでしょうか。以前よりも面倒なことこの上ないのですが、なぜか続いています。どんな項目を記録しているかは下記の記事にまとめてあります。
今年から、どうにか安定した利益を上げらるようにするために、玉帖(株の売買日記、投資記録、売買日誌、取引記録、売買記録)を付けるようにしています。今までも、何回か株の売買日記を付けていたことがあったのですが、長続きしません …
投資した金額や、利益や損益は、自分でいちいち計算しなければいけないので、確実にエクセルに付けるよりも面倒です。でも、その数字を受け止めるという点では、手書きでいちいち計算する方がいいのかもしれません。
エクセルよりもノートの方が絶対に良い理由があります。それは、見返しやすい点。エクセルよりも格段に見返しやすいです。ノートを開くだけで見れるんですから。エクセルだと、パソコンの電源を入れて、エクセルの投資記録を探して、開いてから見るので、見るまでにかなりハードルが上がります。記録する時も同じなので、記録するのが億劫になってしまうのかもしれません。
以前、エクセルやパソコンで家計簿をつけていましたが、これも続きませんでした。でも、スマホの家計簿にしてからは続くようになりました。ノートが面倒ならスマホに記録する方が、パソコンで投資記録をつけるよりも、続きやすいかもしれません。
見返しやすいというのは、過去の取引を振り返りやすいということ。この10ヶ月、取引した内容を何回か振り返りました。投資記録をただつけるだけじゃなくて、振り返ることが大切だったんです。
逆にこの振り返りをしないのなら、投資記録をつけていても何のメリットもないです。投資記録をつけてないのと同じです。
失敗した取引って、何もしてないと忘れてしまうものです。でも、しっかりと記録して残っていれば、それを見て同じ失敗を繰り返さないようにしやすくなります。実際この10ヶ月で良くないなと思った取引は減っていきました。
エッジの無いような取引は、かなり減りました。株式投資を始めると、ふっとテレビに出てきた銘柄を調べて、これって買いなんじゃないかとか思って、あまり調べもせずについ買って、損失を出して、損切もしないようなことってよくありましたが、今はそういう銘柄を購入することはなくなりました。
こうした方がいいんじゃないかというアイデアもノートを見ていると出てきたりします。
例えば、前は株を購入してから利益確定するポイントや損切りするポイントを決めていましたが、今は株を購入する前に決めるようになりました。
自分は損切もかなり躊躇してしまいます。迷っているうちに急落することも考えられます。損切をしないと大変なことになるのはわかっているので、株を購入したら、利益確定の注文と損切の注文をすぐ出すようにしました。だから、当初予定していた損切ポイントを越えて株を保持することがなくなりました。
運のいいことに、今年の10月からSBI証券で取引手数料が無料化されました。以前から、SBI証券のOCO注文を使いたいと思っていたのですが、手数料がかかるので、使っていなかったんです。でも、無料になったので、気兼ねなくSBI証券のOCO注文を使っています。
日中、株価を見れない方は、IFDOCOという注文もあるので、本当に便利です。
OCO注文は、利益確定と損切注文を同時に出せるというもの。片方の注文が約定すると、もう片方の注文は取り消されます。
IFDOCO注文は、買いから入る場合、買い注文と、約定後のOCO注文を同時に出せるものです。
OCO注文を使っているので、出来高の少ない銘柄は取引するのをやめました。
OCO注文を使って損切できるようになったことは、本当に良いことだと思いました。技術の力を借りていますが、取引が上達したといっていいのではないでしょうか。損切は昔からできないとだめだと思っていましたが、ようやくできるようになりました。
株式取引って、株を購入できる資金さえあれば誰でもできるし、運が良ければすぐに利益が出ることもあります。でも、コンスタントに利益を積み上げていくには訓練や練習、勉強が必要です。
自転車に乗れるようになるまで、練習が必要なのと同じように、株式取引にも練習が必要です。
株って、たまたま自分が買った銘柄の株価が上昇して利益が出ると、自分って上達したんじゃないかって、勘違いしがちです。技術で利益を出すのとたまたま運で利益を出すのは違うということ。下落した時にも対処できるのか。
今年は、玉帖をつけて取引をしたおかげで、今までになく株式取引が上達したのではないかと思っています。まだまだ、素人ですが、これからも玉帖をつけて、試行錯誤していこうと思います。
ノートですが、自分はキャンパスがおすすめです。色々なノートを使ってみましたが、やはりキャンパスが一番書きやすい。紙の質が良いです。書き心地が絶妙なんです。なめらかで、書いていて本当に気持ちがいい。書く時にストレスがないので、思考をスムーズに書き出すことができます。考えを邪魔しないとても優秀なノートです。自分はB5 B罫のノートを使っています。