パチンコトレーダーを読んでから著者の坂本タクマさんが書いた、プログラミングの本「Rubyではじめるシステムトレード」を読み始めています。
まだ読み始めたところなのですが、まあはじめだからなのか読みやすいです。この方、プログラマーの経験もないのに、独学でRubyを勉強して、システムトレードを行うためにシステムを作って、しかもRubyのプログラミングの本まで出してるんです。本当にすごいなと思ってしまいます。
で、プログラミングの経験がない方が書いた本なので、すごく読みやすいという印象を感じました。プログラミングの本って、初心者用の本でも、それなりに専門用語などを使って説明がされているので、分からない言葉で説明されるとそれだけで、難しく感じてしまうし、これってなんだっけってなってしまうのですが、プログラミングの経験がなかったからこそ、そこらへんの説明は専門用語を使用しないで説明してくれています。
だから、読みやすいんだと思います。この本を読んで、オブジェクト指向プログラミングの面白さに気づき始めました。
購入する前は、初心者向けの内容で、薄っぺらい内容の本なのではないかと思っていたのですが、届いて見てみると650ページもあるかなり内容の濃い本になっていました。
こんなにページ数は多いのに、下記の件は取り上げられていません。本の頭でちゃんとやらないことをあげておいてくれています。
・GUI
・日本株以外の検証
・マネーマネジメント
・ポートフォリオの運用シミュレーション
・日々の仕込み
・発注
・システムトレーディングについての説明
・シミュレーション結果の評価
・勝てる売買ルールの提供
この本で取り上げられているのは、下記の点です。
・CUI
・株価のダウンロード
・日本株での売買ルール検証
・1銘柄ごと、1売買単位でのシミュレーション
・寄り付き、ザラ場、大引けでの仕掛け、手仕舞い
・売買ルールの部品化、脱着
・移動平均乖離率システムとブレイクアウトシステムのプログラム化
自分がとりあえず知りたかったのは、この部分だったので、問題なしです。
この本はRubyの1.9から2.1のバージョンでの内容だそうです。現在Rubyの最新バージョンは3.3っぽいので、Ruby3.0以上の環境では本に書かれている内容では、うまく動作しないかもしれません。2014年発売の本なので、この本の内容を自分で構築する場合、少しハードルが上がるかと思います。
自分は、Rubyではじめるシステムトレードに書かれている内容を、pythonで作りながら進めています。pythonもオブジェクト指向プログラミングができるので、問題ないかと思っています。
本に書かれているコードをそのまま使うことはできないので、少し面倒ではありますが、実際にシステムトレードで利益を得た方が書いてくれた内容を読めるというのはとても参考になります。勉強にそこそこ時間はかかると思いますが、気長にプログラミングを楽しんでいこうと思います。
よくアニメを見るので、よく思うのですが、プログラミングって魔法のようなものですよね。コードを書いて、自分の思うように動かすことができる。自分の手から離れても自動で動いてくれる。本当に魔法のようなものです。
苦労して書いたコードが自分が思い描いたように動作したときの喜びは何ものにも代えがたいものがあります。今は小規模魔法しか使えませんが、いずれ大規模魔法を使えるようになってみせます。で、億万長者や!